プラスチックを通し
人々の暮らしに
やさしさと豊かさを
常に将来を先取りするモリマーグループ
日本モリマーは、1980年7月に大阪市内でプラスチック専門商社としてスタートし、その後、製造業にも進出、現在は傘下に国内外29社(国内18社、海外11社)の事業会社とテクニカルセンターを持つグループ統括会社となりました。
わたしたちモリマーグループは、熱硬化性樹脂(FRP)、熱可塑性樹脂を問わず様々な素材と製法を手掛け、プラスチックの One Stop Solution Provider として、水回り住宅設備部材、鉄道車両部材、土木建築部材、屋外ファニチャー、塩化ビニル系壁紙、車載部品、電気電子部品、ポリ袋・ゴミ袋、タンク、体外診断用検体採取キット等を幅広い分野のお客様に提供させていただいております。
近年、事業ポートフォリオの変革を推進し、特にグローバル展開、技術革新と生産革新による事業強化に注力しております。グローバル展開については、2023年にタイに大型新工場を設立し、成形から組立までの全生産工程を垂直統合し、従来の自動車部品に加えて、現在メディカルやEMS(電子機器製造受託サービス)事業の拡大を図っております。また同年、ヨーロッパで初めての生産拠点となるMOLYMER MOULDING SERVICES LIMITEDをイギリスに設立し、ヨーロッパでのメディカル事業を拡大してまいります。さらに、ベトナムではFRP事業のハブ拠点を担っているVINA MOLYMERが本格稼働を始め、2025年には業績の向上に伴い新規拡張した工場で増産体制を強化いたします。
一方、技術革新においては、お客様のニーズの多様化や社会環境の急速な変化を先取りし、常にお取引先の成長戦略を支える技術イノベーションを推進することをその役割として、モリマーテクニカルセンターを設立しました。現在、テクニカルセンターにおいては、国土強靭化計画に伴い高まるトンネルや橋梁等の社会インフラ整備の需要への対応として、先端複合材の技術開発に取り組んでおります。また、情報通信分野においてはBeyond 5G(6G)に向けた新製品開発を行っており、大きなビジネスチャンスを創出しようとしております。
生産革新においては、 お客様のご期待以上の製品とサービスをご提供するため、長きにわたり培ったベストプラクティスをグループ会社間で共有し、『生産革新活動』によるモノづくりの高度化を通して、ダントツの生産性と品質を目指しています。
これからの新たなモリマー
ここまで紹介してきたものに加えて、経済的価値と社会課題の両立を目指し、サスティナビリティ経営を更に加速するため、これまでの活動に加えて「企業の森」活動参画によるCO²削減、廃棄物再生・再利用ビジネスへの取組みを強化してまいります。より環境負荷を軽減した製品・サービスをお客様に提供できるよう日々努力しているところです。
また人財育成に関しても2023年度より新人事制度を導入しジョブ型雇用への転換を図っており、役割に応じた処遇、そこを目指すためのキャリア形成支援に取組んでいます。2024年には全グループ全社員のエンゲージメント調査を実施し、組織風土の改革などさらに働きやすい環境づくり、働きがいのある会社づくりに努めてまいります。
モリマーグループの資産と英知を結集し、殻を破る思考と戦略で常に前進!の思いを2030年のあり姿”MOLYMER Value up Plan (MVP2030)”からバックキャストし策定した中期経営計画”FORWARD 2026”のスローガン
One MOLYMER – beyond imaginations with passion
に込めて、モリマーグループは、今後もプラスチックを通して人々の暮らしにやさしさと豊かさを提供し、社会の発展に大きく貢献してまいります。