●●01、H●●●●●●●●あや織タテ糸とヨコ糸が交互に交差せず、はっきりした斜線が見える密度の高い織り方で、平織りより柔軟性に富み、厚みのあるクロスで内装用建築材料に使用されます。●摸しゃ織3~4糸をまとめてタテ糸・ヨコ糸に使用し、目抜平織りの様に織ったもので、目ずれがしにくく、粘度の高い液体の濾過ができるので アルミ溶湯の濾過に使用されます。■表面処理★シラン処理ヒートクリーニング処理されたガラスクロスの表面に親和性のあるシランカップリング材を付着させることをシラン処理と言います。この処理により 複合材(FRP)・ライニングの強化材としてガラスクロスが使用される場合、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂とガラス繊維の接着を完全にします。★目止め処理ガラスクロスに直接処理剤を塗布します。ガラスクロスの基本性能の向上と表面の保護・平滑性の向上・目ずれ防止、あるいは取り扱い時の剛性と作業性の向上のために行います。●目抜き平織平織りを特に織目を粗くしたもので、平織クロスに比べて融通性に富み、型へのなじみや樹脂の通り抜けや含浸がよく、主として複合材料(FRP)やライニングの強化材に使用されます。●朱子織タテ糸とヨコ糸が交互に交差せず、表面が平滑に仕上がる織り方で、さらに柔軟性に富みます。高い強度が要求される複合材料(FRP)に使用されます。●絡み織1本のヨコ糸に2本のタテ糸を絡み合わせ、すき間が多くても目がずれにくいのが特長で、シート等の強化用に使用されます。ガラスクロスは、ガラスヤーンを用いて製造した織物で織り方には、平織・目抜き平織・あや織・朱子織・模しゃ織などがあります。織り方、使用ガラスヤーン、織り密度の組み合わせによって、数多くの品種にわかれます。更に用途・要求品質に応じて、ヒートクリーニング処理・表面処理などの各種処理を行います。■ヒートクリーニング処理(熱処理)ガラスクロスは、ガラスヤーンを製織して織物にしますが、ガラスヤーンの表面にはガラスクロス製造工程中の摩擦損傷を保護するために集束剤が付着しています。これらを加熱により除去することを「ヒートクリーニング処理(熱処理)」と言います。ヒートクリーニング処理によって、表面処理工程での処理剤の浸透をし易くします。又、アルミ濾過用ガラスクロスでは、アルミ溶湯への集束剤の混入を防止します。表面処理と適用用途および樹脂適用用途処理の種類・記号処理なしヒートクリーニングビニルシランアミノシランアクリルシランエポキシシラン目止め黒染色目止め撥水目止め黒染色撥水目止めグラスウール表皮材適用樹脂3A、3AS、G3B、3BH、A3C、N3E、T5、7AC、L、P5K、7K7E、E7RK複合材料(FRP) ライニングシリコーン樹脂ポリエステル樹脂エポキシ樹脂産業資材--●●●1ガラスクロスの織り方●平織タテ糸とヨコ糸が一本ごとに交差する最も一般的な織り方で、どの方向にも均等な引張り強さを持ち グラスウールボードやグラスウール保温筒の表皮材に使用されます。処理の種類と特長GLASS CLOTH優れた性能と品質が生かされたモリマーのガラスクロス
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