TSモリマー新工場操業開始に伴うイベントとして、2023年5月8日に入魂式、翌5月9日に開所式が執り行われました。
入魂式ではタイの慣習で商売繁盛を祈念して、TS Molymerスナン社長による天高く手を振り上げる儀式で私も手を合わせ、モリマーグループのグローバル事業発展を強く念じました。
開所式には我々のビジネスパートナーの皆様がタイ国内はもとより日本からも多数(62社112名)ご列席を頂いたことは驚きであり、我々との事業連携・拡大の期待感の大きさを感じることができたと同時に、身が引き締まる思いでありました。
新工場は敷地17,928㎡、工場・フロア27,650㎡(3階建て)の規模です。
1Fは、部材置き場、完成品置き場及び成形フロアとして活用
2F、3Fは一部EMS事業として、生産スタートしていますが、基本的に今後伸ばしてゆくEMS事業のフロアとして活用します。
2030年度海外売上目標300億円を達成するための中心的な工場であり、この工場に組み込まれた、生産革新活動、DX,RPA,ロボット等の自働化システムは、その重要な武器と考えています。
世界的な潮流であるSDGsを意識した環境に配慮した取り組み(カーボンニュートラル)も具体化しています。工場屋上には約6000㎡の太陽光パネルを設置し、電気使用量の削減を狙います(12月設置予定)また、工場内はすべてLED昭明、部分空調管理システム導入、食品廃棄物のリサイクル化等様々な取り組みをしています。
また、顔認証、セキュリテイカード、オフィスのフリーロケーション、工場内歩行通路の明確化等、従業員の皆さんが安全に安心して業務遂行頂く環境も整備しました。この様な取り組みは、様々な社会課題の解決に貢献することが出来、モリマーグループのミッション・ビジョン・バリューの実現につながると考えています。
成形事業からスタートしたTSモリマーは後工程となる2次加工から組立プロセスまでを手掛けるEMS事業へと業務の幅を広げてきました。
この事業領域を拡大することがまさに、
「プラスチックのオールラウンダーとしての地位確立」
につながっていくと考えていますし、更なる事業躍進を期待します。
以上